落下傘候補とは・・・


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2004年07月08日(Thu)▲ページの先頭へ
その4

”顧客獲得率=リピーター率”を、10%とします。

最初の視聴率5%
(内訳 その人の固定ファン1%=100万人 他の要因でドラマを見た者4%)
次の視聴率5.4%
(内訳 前回の固定ファン100万
+前回、他の要因でドラマを見た400万の10%
=新規ファン40万
+なんとなく他の要因でドラマを見たもの4%=400万)

この方が、なんとなく実際値に近いかと思います。


というわけで、リピータ率10%というのを武器に
この役者の出演作の視聴率は、緩やかに上昇していきます。

この人の場合
多かった”食わず嫌い”が
徐々に”食ってみたら好き”に
一方通行のごとく移行するわけです。


前回の、CM好感度タレントの場合はどうでしょうか


CM好感度タレントの場合、初期においては
”食わず嫌い”は一人もいません
いるのは
”食ったことないけどおいしそうだから食ってみよう”
いわば”食わず好き”です

そして、流れは
”食わず好き”→”食ってみたら嫌い”
の一方通行です。


そこで問題です


今の芸能界
この流れ、どっちの方が強いですか?



落下傘候補 3

次に、今度はまったく逆のケースはどうでしょうか・・

ここに、
イメージはあまりよくなく
日本人のほとんど、一億人に
ネガティブイメージが広まっている役者がいたとします
しかし演技は秀逸で
一度でも、その人の演技を見た人たほとんどの人は
次から、その人の作品は絶対見ようとします。

以下は、前回のCMタレントのケースとだいたい同じです

変更点は、
ドラマを見ない理由が、出演者のネガティブイメージである
つまり、イメージが悪ければその人の出演作を見ない
こういった人が、一定の割合でいる。
これを追加しましょう。

彼女の出演作が放映されました
視聴率は、芳しくありません
しかし見た人のほとんどが、その人の演技に感心し
次からは、その人の作品を絶対見ようという気になります。
しかし、この人はイメージの悪さとは別に
演技の方は見る価値がある
この情報は、実際にドラマを見た人にしかわかりません。

次の作品がオンエア−されました
今度は、前回作で、この人のファンとなったひとが加算され
数字は、やや高めです
次の作品、また次の作品・・・


ということで

3%(300万人)
・・・4%
(前回の固定客300万人+たまたまこのドラマを見始めたもの100万)
・・5%(前回の固定客400万人+・・・)
・・100%
    (累積は、一人の人間が何回も見ているので
    述べ視聴人口は一億以上)

理論的には無限大まで伸びていきますが、
役者生命という、有限な時間との競争という問題もあります
また、メディアでの、”この人はうまい”という再評価の加算と
相変わらずマスコミに頻出する、ネガティブイメージの減算との兼ね合い
あるいはテレビ視聴率の限界、
人間の好みの多様性から考えると
すべての人間をとりこにし、
この人の作品を次から必ず見るという人間が100%という
ものすごい名優は、実質、この世に存在しないことから見て、
視聴率の上昇速度は、理論値より、遥かに緩やかであることが予測されます。
初期値の固定客300万は、明らかに多すぎです。

一億人全員に、ネガティブイメージを払拭するに値する
演技力のある人だ・・という情報が行き渡るのは
結構先のことになるでしょう。




もう少し修正してみます。


つづきます

落下傘候補 その2

というわけで、落下傘候補の性質のつづきです



拉致被害者とCMタレント、少しかけ離れているようですが
似たようなものです。


思考実験です。


ここに、日本人のほとんどである一億人に
名を知られているCMタレントがいたとします。
しかし演技があまりにも下手糞で、
一度でも彼女の演技を見た者のすべてが、あきれ果て
二度と彼女出演のドラマは見ないものとします。

日本人の十人に一人が、タレントを知る機会が
CMでの露出であり、また
ドラマを見るきっかけが
そのドラマに、知っているタレントが出ているから・・
という理由であるとします。
このCMタレントがドラマに出れば、こういう傾向を持った人が
必ず見ます。少なくともかなりの視聴率は見込めます。

彼女の初出演作が放映されました
かなりの数字を取りました
しかし、このドラマを見たもののほとんどが呆れはて
彼女出演の、次のドラマを見ないと決心します。

しかし、彼女が下手糞であるということは
ドラマを見た人にしかわかりません。
世間には、まだ彼女が下手だということを
知らない人が大多数であるわけです。

というわけで、彼女の次の出演作が決定しました。
またもや、CMの露出で彼女を知り
ドラマ視聴は、知っているタレントが出ているから・・
という傾向のひとが、ドラマを見ます。
今度は、前回で、彼女の演技が下手だということを知ってしまった人は
除外されますので、視聴率は前回よりはやや少なめです。

というわけで、彼女の次回作がまた決定しました。
今回も前回であきれはてた人は除外されるので・・・

というわけでまたもや

そうこうしているうちに、彼女のドラマを
すべての日本人が一回見た経験があるようになり
そして、下手だということも
すべての日本人の知るところとなりました

もはや、彼女のドラマを見ようとするものはいません
焼き畑農業のごとく”開拓”しつくしてしまったのです・・・




10%(1000万人)
9%(900万人)
8%




最後には1%
開拓し尽くしておしまい。
違うのは初期値とそれに要する時間です。


CMにつられれみるという”ミーハー人口”の割合が
日本人の十人に一人という例を出しましたが
あまりこの数値は関係ありません。
この数値がどうであれ
いずれにせよ皆同じパターンをたどります

ミーハー人口5分の1の場合
初期値20%(一億の5分の一、2000万人)
・・16%(一億-2000万=8000万の5分の一)
・・12%


最後に0 累積100%(累積視聴人口述べ一億人)

ミーハー人口10分の1の場合
初期値10%(一億の10分の一、1000万人)
・・9%(九千万の10分の1)


・最後に0  累積100%(視聴人口同じ)

実際には、口こみや雑誌の評判などで
この人は下手・・という情報が流れますので
実際にその人の演技を見なくとも
この人のドラマ絶対にみない!という人があらわれます。
これを”マスメディア下手糞情報”とでも命名しましょうか
一方、実際にテレビを見て得た下手糞という情報は
”体験下手糞情報”とします。これらをあわせた値が
”下手糞情報”とします



この”下手糞情報”の伝達速度によって、
累積値は100%(=一億人)を下回ります
初期値が高ければ、落下速度も激しく
(多くの人がみたので”体験下手糞情報”は多くに伝わる)
短期間でゼロに落ち着く・・(1)

初期値が低ければ、(”体験下手糞情報”は行き渡らず)
落下速度もゆるやか、長期間でゼロに行き着く・・(2)


ということになります。

結論としては、タレントがこの戦略を取れば
初期値がどんな数値だろうが、どのくらい時間がかかろうが
結構な人数に、彼女のドラマを見せることが可能です。
限界人数は、日本の人口、一億以下に限定はされますが。



また、実際は、マス情報というものは、
知っている人口にかかわりなく
多くの人数に伝達されますので
”マスメディア下手糞情報”の伝播は
(1)(2)ともに一定です
(1)と比較して視聴率の低下が緩やかであり、
”体験下手糞情報”の伝播速度のおそい(2)は
開拓しつくす遥か手前で限界をみせます。
”マスメディア下手糞情報”の伝播が全国民にいきわたってしまい
活躍期間は1より多少は長いかもしれませんが
ポシャるまでに開拓できた人数は、(1)より少ないでしょう。
(2)は(1)と比べ、相対的に不利となります。




傍から見たこの現象は
一億人すべてに、彼女の演技を見せるのが先か
(すべての土地を最大限に焼き畑し尽くせるか)
あるいは、その前に、”こいつは下手”という情報が行き渡って
誰もドラマを見なくなるのが先か・・
どっちが先か・・という、時間競争とでもいいましょうか。





ほとんどの人が、一回でそのタレントを見限る・・
芸能界に、こんな人材が実際に居たとしたら
よほど下手糞な人材なのでしょうが
そんな人材も、CMなどでかなりの知名度を持っているということで
短期間には、かなりの視聴率を稼げるというわけです。




そしてこれが世間で言われる、
いわゆる”使い捨て”と呼ばれている現象なわけです。









つぎに続きます





”落下傘候補”の戦略

落下傘候補=知名度を武器にドラマの仕事を得る、あるいは製作者に起用されるタレント


この共通点はおわかりいただいたかと思います。

たとえばのはなしですが



現在関心の高い、北朝鮮の拉致被害者達が
ドラマに出演したとしたら・・・・


当然彼らには、演技の経験はこれッぽっちもありません。
彼らがせりふをしゃべったとたん、
場の雰囲気はぶち壊しになるかもしれません。
しかし、もしかしたら、視聴率は50%を超えるかもしれません。
これは、製作者にとって、大きな魅力です。
もしかしたら、このような企画が通るかもしれません。


しかし、ドラマのレベル自体を見たときに、
この企画はいかかがものでしょうか・・
その作品の原作のファンで
話題性ではなくドラマの内容に興味がある視聴者は
たとえこれで視聴率が50%行ったとしても納得しないでしょう。
それ以上に、素人の大根演技は、はた迷惑だと感じるでしょう。


そして、
”こういった人をどこかで使わないと
数字が取れなさそうなので、そもそも企画がとおらない。
だから、ドラマのレベルが多少下がることと引き換えに
この企画がお茶の間にお目見えすることができたんだから
多少のお粗末は、目をつぶってください・・”
製作者にこういわれても、絶対に納得しないでしょう。

そして
このドラマが、たとえ50%をとったからといって、
10%のドラマより5倍優れている。
あるいは北朝鮮拉致被害者は、
キムタクなどは及びもつかない名優である
こんなことは、とてもじゃないがいえません。



別に、50%という数字は、演技で稼ぎ出したわけではない。
ドラマを見たいと思っている人間が
たたき出した数字ではないということです。
話題性という、全くドラマとは関係ないもので稼ぎ出したもの
彼らがなにか興味深いことをしてくれれば
別にそれがドラマというジャンルでなくともよい・・
ということです。








つづきます